Webマーケティングとは、インターネットを使って行われるマーケティング全般のことです。
マーケティングには、「リサーチ(市場調査)」と「プロモーション(広報・広告)」に分けられますが、最近では「Webマーケティング=プロモーション」というのが一般常識なのでここでは、プロモーションだけを紹介します。
集客
まずは、WebサイトやWebサービスを使って顧客になる可能性ある方を集めます。Webマーケティングの大きな特徴として、低コストで自社の商品・サービスをアピールできることが挙げられます。即効性が無いものもありますが、世の中の会社がこれだけインターネットを活用してプロモーションをしているという事実があります。つまり、他の媒体と比べて圧倒的に効果的ということです。
SEO
SEOは「検索エンジン最適化」です。「検索エンジン対策」ではありません。検索結果の上位表示を目指す技術ですが、検索エンジンを解析して裏技を見つけることではありません。検索エンジンに見つけてもらい、コンテンツを相対的に評価してもらう技術です。詳しくは「【初心者向け】事業のためのSEOの基礎」で詳しく解説しています。
リスティング広告
リスティング広告は検索キーワードに連動して、検索結果に出す広告です。基本的にはオークション形式で広告単価の高いものが上位に表示されます。きちんと運用すれば費用対効果の高い広告といわれています。
アフィリエイト広告
Webサイトやブログに商品へのリンクを掲載して、資料請求や購入に結びついた場合にのみ費用が発生する、成果報酬型の広告です。一般的にASP(Application Service Provider)と呼ばれる、商品を登録する企業と商品を掲載する個人や企業をつなぐ代理店に登録します。商品が売れなくても数万円の固定費がかかるのがリスクです。
SNS広告
ツイッター、フェイスブックなどのSNSに掲載する広告です。掲載先を個人の地域や属性、興味で絞り込むことができます。また、面白い広告の場合、拡散効果が期待できます。
SNS
広告ではなく、企業が各SNSを運用して集客する方法あります。
YouTube
いわずとしれた動画サイトです。商品やサービスを紹介する場合、中小企業の場合は再生回数は期待できないのでWebサイトのコンテンツを補完する目的で利用することが多いです。タレント性の高い社員が活躍して想像以上の効果を発揮することもあります。
ツイッター
企業の広報として利用している場合が多いです。一般的には、ビジネスライクに淡々と投稿しているだけですが、担当者の個性を出してファンを多数獲得しているアカウントも多数あります。ただし、炎上とは紙一重なので細心の注意と多少のリスクは覚悟が必要です。
インスタグラム
写真をメインとしたSNSのなので、商品が「写真映え(フォトジェニック)」する場合には向いています。比較的女性が多く利用しています。
フェイスブック
実名制のSNSです。年齢層が高めなのが特徴です。個人の投稿も位置情報を重視する傾向にあるので、地域密着型のビジネスに向いています。実社会のコミュニティがそのまま反映されている場合が多く、友人同士のクチコミになりやすい利用方法が向いています。
LINE
LINE公式アカウントといって、ビジネスで活用するためのアカウントが取得できます。無料から有料まで使う規模などによってプランが別れています。AIチャットが特徴で、よくある質問を事前に登録しておき、対応させることができます。
接客
実際に購入してくれたり、購入までは行かなくても高い確率で将来の顧客になる方に対してこちらからアプローチをする方法を紹介します。
メールマガジン
商品を購入したり、問い合わせをしてくれた方に、定期的にメールを送って商品や有益な情報を送ったりする方法です。過去のサービスという印象ですが、有益なメルマガはファンをつなぎとめておく有効な手段です。押し付けがましいアピールをする場合が多いので、むしろ嫌われるツールであるという印象があります。
SNS
購入した方や検討している方に向けてSNSを利用する場合もあります。集客との厳密な使い分けは難しいので実際には「集客兼接客」としてSNSを使っている場合が多いです。
YouTube
商品の使い方が難しかったり、気づいていない使い方、使い方の応用などを紹介したり、マニュアルとして利用することもできます。
ツイッター
ツイッターの文化として売り込みのためのツイートをすると嫌われるので、リピートしてもらうためには「(商品や会社を)忘れさせない事」が重要です。商品開発のおもしろエピソード、ボツ案、お得なキャンペーンなど、ツイートを見た人だけが楽しめたり、得をしたりすることを考えてください。
インスタグラム
写真がメインのSNSなので、その特徴を最大限に活かすことが大前提です。飲食店・美容室・アパレル・観光などの業種は相性がいいです。リピーターのためには写真映えする新商品や既存の商品でも新たな側面を感じられる写真撮影技術が必須です。社内で撮影する場合は、一朝一夕にできるものではないので、数をこなしてなれていくしかないでしょう。
フェイスブック
個人名が分かっている方との交流がしやすいのが最大の特徴です。そういう意味では小さな事業の方が向いてるかもしれません。
LINE
顧客かそれに準じる方には友達登録をしておいてもらい、定期的にクーポン券などを配るのが一般的な使い方です。
検討
ウェブマーケティンの手法は多岐にわたるので、全てを利用することは事実上不可能です。自社と相性のいい手法を厳選して、人材と予算を集中させることが現実的です。