地方の企業だからこそWEBマーケティングを考えよう

地方でWEBマーケティングを取り入れている中小企業はほぼないです。
ホームページを作ることもWEBマーケティングの一つですが、無数にあるWEBマーケティングの施術の一つに過ぎません。
また、「WEBを活用しよう」と思っていても、商品が完成してからどのマーケティングの手法を利用するのかを考える企業が圧倒的に多いので、ほとんどの場合が手遅れです。

地方のWEBマーケティングの問題点

私が2000年からWEB制作の仕事を始めたのは都内でした。その後、つくば市で独立して、群馬の板倉に戻ってきました。
感覚としては、私の地域では20年前の都内よりもWEBマーケティングに対する意識が低いです。

ホームページを持ってる企業は、地方でもたくさんありますが「持っているだけ」です。
こちらで、いろいろ提案してもなかなか動いてくれません。
おそらく、「まわりでWEBマーケティングを活用して成功している企業がないから」という理由が大きいと思います。
成功例がないから、予算も割かないし、チャレンジもできない。だから、成功事例が作れないという悪循環になっていると思います。

 

WEBマーケティングの情報格差は?

「地方では情報もノウハウもない。都内は情報がたくさんあっていいよね」ということをよく聞きます。
今の時代、情報格差はないです。
書籍をはじめ、ツイッターでもユーチューブでも最前線で活躍している専門家が有益な情報を流しています。
意識して情報をつかもうとすればいくらでも手に入ります。
もちろん、一般的な企業は具体的な技術を身につける必要はありません。
でも、WEBをつかってどんな事ができるのか?商品開発のどの段階からWEBマーケティングを意識しなければならないのか?経営に活かせるWEBマーケティングはどんな事があるのか?など、概要を知っておくだけでも、その後の戦略が全く変わってくると思います。

 

地方の中小企業だからできること

WEBマーケティングは、「正解」を誰も知りません。
専門家ですら正解を導き出すのは大変です。なぜなら、それぞれの企業にふさわしい施術は違うからです。
商品・サービスや規模・予算・人材などが複雑に絡み合っていますので「これをこの手順にやれば誰でも大成功!」というパターンは存在しません。
ひたすら、トライアンドエラーを繰り返してうまくいく方法を見つけるしかないです。
もちろん、専門家は知識も経験もあるのである程度の予測はできます。しかし、細かい調整は絶対に必要です。
そのためには、意思決定の時間が長いと成功までの時間がかかりすぎます。
いわゆる「小回りの利く企業」の方がWEBマーケティングでは成功しやすいです。
また、流行もあるので「今日やればうまくいくけど、1週間後では遅い」という場合もあります。
小さい予算で実験を繰り返して、成功パターンを見つけたらある程度の予算をとって一気に勝負するというのは個人や零細・中小企業の得意とする手法だと思います。

 

誰でもできることは?

WEBマーケティングを活用しようと思ったら、最初にすることは書籍を読むことです。
amazonで「WEBマーケティング」と検索して、レビューが10件以上ある星4以上の本を選んでください。
その時に注意してほしいのは「商業出版」している本を選んでください。
自費出版している電子書籍は、誰も内容を担保していません。
著者で判断できると、有益な自費出版も見つけられますが難易度が高いです。

業者に問い合わせをしてもいいですが、知識のない状態で問い合わせをすると詐欺的な業者に会う確率が高いです。
それらしい理由をつけて、高額なWEBマーケティングを提案されるのが一般的です。
マーケティング会社は、信頼できる人に紹介してもらうか、基礎知識をつけた上で問い合わせしてください。