ランディングページ(LP)の作り方

「ランディングページ(LP)」という表現をご存知でしょうか?
厳密な定義は違うのですが、一般的には「縦に長い売上のためにあるページ」です。
名前は知らなくても見たことがある人は多いと思います。

構成はパターン化されていて、

  1. キャッチコピー
  2. 結論
  3. 実績紹介
  4. 信頼性の提示
  5. 安心材料の提示
  6. よくある質問
  7. まとめ
  8. 申し込み(購入・お問い合わせ)

みたいな流れで1ページで完結したWEBサイトです。

ランディングページのメリット

ランディングページ(LP)が世の中に多いのは何らかのメリットがあるからです。それを考えてみましょう。

効果測定しやすい

一般的にランディングページは広告とセットにします。広告を経由してどれくらい申し込みがあったのかを測定して、改善したり、予算を増やしたら減らしたり、中止にしたりします。
制作会社の立場からすると提案しやすい手法であり、採用する企業からすると成否の判断がしやすいというメリットが大きいです。

作りやすい

掲載する内容はパターン化しているので、資料を集めるのが簡単です。通常は、WEBサイトを持っている会社が、別途、LPを作ることがほとんどなので資料が揃っていることもよくあります。

制作会社が内緒にしていること

制作会社の立場で言えば、一般的には制作費が高いので美味しい案件です。パターンが決まっているので調査や制作の時間が短い割には、依頼企業の売上に直結しているので高額の請求がしやすいです。

成功報酬制の制作費も可能

LPは効果測定が可能なので、制作費を成功報酬制にすることも可能だと思います。とくにBtoBで1件の契約が大きくなる場合には、お問い合わせ1件あたり〇〇円という契約でもいいかもしれません。単価にもよりますが、力のある制作会社なら嬉しい契約だと思います。依頼する企業から見たら余計な費用をかけなくて済むかもしれません。

 

ランディングページの制作費

具体的にどれくらいの費用がかかるのかといえば、どれくらい本気でLPを作るのかということに比例します。
「既存の情報を1ページにまとめるだけ」から「数十パターンの広告と連動させてターゲットごとに表示させる内容を変更して最適化させる」まで考えられます。

また、LPのターゲットの事前調査をするのか、広告の制作・管理まで含めるのか、キャッチコピー・ライティングを専門家に依頼するのか、公開後も調整するのかなど判断材料は多岐に渡ります。

一般的に、最低ラインは10万円と言われていますが、簡易的なものなら5万円で作れる場合もあるでしょう。大手企業の場合は、100万円以上かけることもあるようです。ここに、広告費がプラスされます。

私の見解

ランディングページは、効果測定ができる有効な手法だとは思いますが万能だとは思っていません。また、一般的に使われている構成のテンプレートも正解だとは思っていません。「みんながやっているから正しい」と安易に判断するのはやめたほうがいいです。

自社の商品・サービスや予算、運営体制などさまざまな要因を検討してゼロベースで判断したほうがいいです。めんどくさいですが、安くない費用と短くない手間をかけるので安易に真似するとうまく行かないと思います。